一般社団法人 アジア教育交流研究機構

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2018年12月

AAEE10周年記念イベント「2週間完全密着型 国際学生交流プログラム ~私たちが挑戦した『グローバルパートナーシップ』への一歩~」を開催いたしました!

 11月17日(土)、JICA地球ひろばにて、当機構主催「2週間完全密着型 国際学生交流プログラム ~私たちが挑戦した『グローバルパートナーシップ』への一歩~」(外務省、JICA地球ひろば後援)を開催いたしました。夏のベトナム学生交流プログラム(VJEP2018)参加メンバーのみならず、遠方からも多くの方々にご参加いただき、大変感謝しております。

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 イベントは、4部構成で進められました。
<第一部> 当機構(AAEE、アジア教育交流研究機構)概要説明
 イベントは、司会を務めるAAEE学生アシスタント望月千里と代表理事の関昭典による開会の挨拶&AAEE概要説明で幕を明けました。二人とも気合いたっぷりでした。
<第二部>国際交流プログラム報告
 8月、9月に行われたベトナムプログラム(VJEP)の報告会を行いました。
1.8月プログラム報告(永島郁哉さん、早稲田大学文学部1年)
47572430_605960163192306_5138056444058271744_n.jpgのサムネイル画像 永島さんは、当機構主催一昨年のネパールプログラムの参加者であった大学の友人に誘われ参加を決意しました。大学1年生ながら、プログラム準備に真剣に取り組む様子が印象的で、ベトナムでのプログラム中も、日本チームを代表して、プログラムテーマである「貧困と教育」のプレゼンテーションを担当しました(大好評でした!)今回の報告ではプログラム中から感じた異文化との向き合い方、交流の仕方に焦点を当て、永島さん独自の視点から発表をしました。永島さんの発表で印象的だったのは、異文化交流において欠かせない「3C」についてです。3C=Confirmation(確認), Compromise(譲歩), Compliment(称賛)。わからないことがあったら逐一確認し、相手と意見が対立したときは譲歩の気持ちを忘れずに、そしてどんな時も相手を称賛する気持ちを忘れないで過ごす。この3Cを意識することは異文化交流をするどの場面においても重要かつ必要なものだと、永島さんの発表を聞いて改めて感じました。
2.9月ベトナムプログラム報告(吉野歩さん、東京経済大学4年)
47446297_605960189858970_3110582896797155328_n.jpgのサムネイル画像 吉野さんは、現地で教育をテーマとした、ベトナムの学生たちとの共同調査について報告してくださいました。吉野さんのチームが選んだテーマは「日本とベトナムのボランティアに対する意識の比較」。与えられた短い調査期間の中で現地メンバーと共に問題提起をし、アンケート調査を行い、5つの学校を訪問してインタビュー調査も行い結果をまとめて発表する。さらに結果を国際プレゼンテーションコンテストで英語発表。この膨大な作業を見事にこなし、何とコンテストで最優秀賞を受賞しました。素晴らしい成果に一同とても感心しました。


<第3部> 参加者グループディスカッション
 事前に当機構学生アシスタントで議論を重ね、ネパールでの活動実績が豊富なAAEEならではのテーマを準備させていただきました。
テーマ:「後発発展途上国ネパールで貧困に喘いでいる人々を助けたいと思っているあなたは、自己資金10万円を寄付することに決めました。さて、次の3つのうちどのような形で支援しますか?①草の根活動を行うネパール支援家に寄付する②国際連合のような規模の大きな組織③その他」72CC70A9-9FB3-44A5-B877-D662603BF995.jpg
 4人1組でのグループディスカッション。各々のグループから様々な意見が出されました。目に見える形で支援を行いたいという草の根活動を推進するグループや、世界規模で問題に取り組む国連やJICAなどの組織に委ねるべきとするグループ、はたまた10万円を初期資金として公共性のある事業を展開するという新たな案も出てきました。皆さまのおかげで深みのあるディスカッションが実現しました。
また、様々なバックグラウンドをもつ参加者同士で話し合っていただくことで多種多様なご意見を吸収することができました。私たちの今後の活動の参考となるご助言も数多くあり、大変感謝しております。また、国際協力の難しさや複雑さ、そしてそれを乗り越えたところにある素晴らしさについても実感してもらえたと思います。
 運営する私たちがお伝えしたかったのは「どのような形であれ、国際交流、国際協力はとても大切である。また、より良い支援をするためには現地の人との信頼形成が大切である。」ということです。私たちのメッセージが会場の皆さんにも届いていれば幸いです。


<第4部 AAEEの今後の活動内容の紹介>
(1)中高生向けイベントTeam Mero Sathi
 AAEEのプログラム参加者が中高生に向けて、私たちが得てきた経験を積極的共有する活動で、当機構学生アシスタントを中心に今年発足した新プロジェクトです。今後の社会を担う若い世代に、我々AAEEの学生たちがアプローチすることで、中高生の視野を広げ多様性を受け入れられるような活動を行なっていければと思います。
(2)2月ネパール学生交流プログラム
 来年2月にネパールで開催される国際学生交流プログラム「Mero Sathi Project」の紹介をしました。今回は「『幸せ』について考える」をテーマとして日本、ネパールの学生が2週間語り尽くし、何らかの調査を行うプログラムです(具体的な調査内容は参加者が話し合って決めます)。過去のプログラム参加者の報告書から抽出した最頻出単語の1つ「幸せ」。これまでのネパールプログラムでは、どちらかというと貧困、地震被害、不平等など深刻な問題に焦点を当ててきましたが、今回はあえて人間生活の原点「幸せ」について考え、私たち自身の生き方を見つめなおす機会にしようと決意しました。

 2つの国際交流プログラムの活動報告、特定テーマについての議論など、とても内容の濃い、さらに学び多きイベントとすることができました。また、イベントに参加してくださった方々からも多くを学び取ることができました。今回のイベントを通して、より多くの方々に当機構(AAEE)を知っていただくとともに、AAEEのプログラムにも興味を持っていただけたのなら幸いです。
 ご後援くださった外務省、JICA地球の皆様、ご来場くださった皆様、施設提供を始めすべてにおいてご協力くださった皆様に心よりお礼申し上げます。