一般社団法人 アジア教育交流研究機構

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2022年09月

BIJNV Summer 2022 ~"Collaboration in a Multicultural Society"~ 5カ国間プログラム終了報告

2022年8月26日〜8月31日の6日間で、同年3月ぶり2度目となるBIJNV5カ国間プログラムが開催されました。

本プログラムには、バングラデシュ、インドネシア、日本、ネパール、ベトナムの5カ国から集まった25名の学生達が参加し、オンラインで交流を深めながら、今回のテーマである「多文化共生」や「協働」の概念と真摯に向き合いました。

 

プログラム開催の前に行った"Pre-program"では、顔合わせやアイスブレイクをした上で、プログラム内での「協働」が円滑に進むよう、参加者たちが交流を深めました。

 

本プログラム1日目は、バングラデシュのBRAC Universityやベトナムのホーチミン経済大学など、各国から来賓をお招きし開会式を執り行いました。その後、プログラムのテーマである各国の「文化」に関するゲームを通して、5カ国それぞれの文化的特色に触れました。

 

2日目は、「ホフステードの6次元モデル」を基準に互いの文化について「権力格差」「個人主義/集団主義」「男性性/女性性」「不確実性の回避度」「長期志向/短期志向」「人生の楽しみ方」の6つの指標から考え、議論を交わしました。

 

3日目は、クイズを通じて各国の文化について学ぶアクティビティで頭をほぐした上で、自国の教育文化とその問題についてディスカッションをしました。議論はそれぞれの国で起きている格差問題にも広がりを見せ、参加者たちが教育について考えを深める機会となりました。

 

4日目は、8月28日が今年の「アース・オーバーシュート・デー」であったことを受け、環境問題の深刻化にどのように取り組むべきかという難題と向き合いました。ディスカッションを通して真剣に解決策を考える参加者たちの姿には、将来の世代に希望を持たせてくれる気迫がありました。

 

5日目は、pre-programや4日間の学びを振り返った上で、主に最終日の発表やオンラインイベントの開催に向けて準備が進められました。比較的短期間で作成したとは思えない参加者たちのプレゼン資料を覗き見て、最終イベントへの期待が膨らみました。

 

6日目は、遂に最終イベントの日を迎えました。参加者たちは、「特定の文化における伝統工芸などを若者に伝承するアイディア」または「若い世代に文化に関する知識をもたらすアイディア」のうちどちらかをテーマとし、プロジェクトモデルを予算にわたるまで構想した上で素晴らしい発表をしました。

 

オンラインでこそ可能である5カ国間プログラムBIJNVは、優秀な参加学生たちやオーガナイザー、そしてAAEEを支え続ける関係者の皆様の力で、成功を収めました。

多文化共生のために協働することの重要性について学びを深めた学生達の交流は、今後も続いていくでしょう。

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