2018年07月04日
6月26日に東京経済大学にてMero Sathi project 2018 講演会シリーズ第2弾 『ネパール支援活動からの学び〜日本の若者たちに望むこと〜』が開催されました。その第一部で、AAEE学生アシスタントがMero Sathi project2017の総括をさせていただき、講演にいらっしゃっていた当機構の理事であるOKバジこと垣見一雅氏からフィードバックをいただきました。
2017年のMero Sathi projectの経緯や現状については下記のリンクから文書をご覧ください。
垣見さんからは、Mero Sathi projectの総括発表を受けて大きく分けて2点アドバイスをいただきました。
1点目は、調査の重要性です。今回のプロジェクトを行うにあたり、日本とネパールの学生合同チームによる農村参加型調査(PRA)に加えてAAEE Nepalによるニーズ調査を実施しましたが、調査が不足しているという指摘を受けました。垣見さんによると、現地調査は大変難しいものだそうで、国連など実績豊富な機関においても現地調査後に延期を決断することが多いそうです。
2点目は、現地で直接情報を収集してくれる人の存在です。国を超えての支援活動を行う際に、現地にいてすぐに行動できる、情報を集めることのできる人の存在は欠かせません。AAEEでは、このような作業をネパールにいるAAEE Nepalのスタッフとやりとりを行なっていましたが、連携を取るのが難しい場面や必要な情報をこちらの思う視点で得られないことがありました。
AAEEスタッフ一同、垣見さんからのフィードバックを参考にしながら、今回のMero Sathi projectに関する問題の解決に努め、ネパールで今もなお厳しい状況に置かれている人々の持続可能な発展に寄与できるように努力していきたいと思います。
また、5月にJICA地球ひろばで開催したイベントでも報告させていただきましたが、当プロジェクトのために募った寄付金を当機構の理事であり、ネパールで様々な支援活動を行っている垣見一雅氏に寄付させていただきました。我々の趣旨に賛同し、ご寄付くださった善意のお金を厳しい状況に置かれている人々の生活環境改善に活用させていただき、後日改めて活用用途を報告いたします。
当プロジェクトや募金について、ご意見やご質問がございましたら、AAEE学生アシスタント 大瀬 ose@aaee.jpまでお願いいたします。