2021年09月15日
2021年8月22日(日)〜8月28日(土)にAAEE (一般社団法人アジア教育研究機関) 主催「SDGs Youth Exchange 2021 -Learn! Challenge! Break! The Status Quo-」を開催しました。本プログラムではAAEE初めてインドネシアとタッグを組んだ二カ国間合同学生国際交流プログラムです。
両国併せて10名の参加者は、SDGsに着目し特にNo.10(人や国の不平等をなくそう)をテーマにオンラインで交流会を行い、プログラム最終日のファイナルプログラムには三つのグループに分かれ劇やディベート、様々な不平等の解決策についてのプレゼンテーションを生配信で提示しました。
プログラム開催の前にpre-prpgram(8月16日)を行い、SDGsについての事前勉強やディスカッション、アイスブレイクと様々なアクティビティを準備し、プログラム前に参加者同士が顔合わせを行うことができました。
本プログラム1日目は、インドネシアのBinus UniversityやAAEEの関係者など多くの来賓をお招きし開会式を執り行いました。その後人種間の不平等をテーマに講義を聞き、1日目から活発な議論を交わすことができました。また、アウトプットアクティビティとしてエッセイやクリエイティブライティングを書き、その日に学んだことを個人作業で活かすことができました。
2日目は、国家間の不平等をテーマにJETRO(日本貿易振興機関)から長崎勇太さんをゲストスピーカーとしてお越しいただき、日本とインドネシアの貿易における関係性や各国の貿易問題についてお話しいただきました。プログラムの終盤は、模擬国連に挑戦し一人一人が異なる国の代表として役割を与えられその国における人種間の不平等の事例や政策、今後の政策モデルについて考えました。
3日目は、世界のジェンダーの不平等をテーマに統計データを用いたアカデミックな講義を受け、グループディスカッションで考えを共有するだけでなく、新たな考えを得ることができました。アウトプットの活動では、グループプレゼンテーションを行い、短い制作時間だったにもかかわらずインタラクティブとクリエイティブなプレゼンテーションを行うことができました。
4日目は、「国は最低所得を補填するべきか否か」、「女性議員の割合を全議員の50%を占めるようにするべきか否か」について賛成派と反対派に分かれディベートを行いました。今回はパーラメンタリーディベートを用い、一味変わったディベートを体得知ることができました。
5・6日目は、4日間の不平等に関わるテーマに沿った学習を終えファイナルイベントの準備に参加者全員で取り組みました。ファイナルイベントでは、4日間で学んだ人種や性、国家間・経済の不平等に関する学習の成果を見せる最良の機会です。このことから参加者は、良いものを作るべく多様なアイディアを考え、最終的に劇、ディベート、プレゼンテーションを行うために準備に励みました。
ファイナルイベントの様子は下記リンクよりご覧頂けます。
今回のプログラムではアカデミックな学習はもちろん、インドネシアと日本の学生の交流を親密にするために全ての日程でアイスブレイク(集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作るために簡単なゲーム)を行った。例えば、初日には参加者を覚えるために積み木式自己紹介を行ったり、中日には体を動かすためにラジオ体操を全員で行ったり、学習だけではなくゲームを取り入れることでコミュニケーションを取りやすくなったと思います。
コミュニケーションを取り親密な関係になった参加者は、プログラム終了後の晩には日本やインドネシアの映画を見るなど、プログラム外でも積極的に交流が行われました。
文責:永田真緒