一般社団法人 アジア教育交流研究機構

アジア地域の学生の交流を推進し、我が国の若者のグローバル化に貢献します

AAEEとは

一般社団法人アジア教育交流研究機構

(通称AAEE: Asia Association of Education and Exchange)

当機構はアジア地域の学生交流・教育交流を積極的に推進することを目的に2008年に発足しました。以下の3点を主眼に活動に取り組んでいます。

・学生・教員交流イベントなどを通じアジア地域の学生、教育者の交流を推進する。

・学生、及び教育研究者の交流を通じアジア地域における教育課題の解決のパートナーシップを築く。

・アジア地域における、(当機構の趣旨に添う)教育活動や学生交流活動を積極的に支援する。

なお、当機構はJICAパートナーズ認定団体であり、日本国内での主催イベントはJICAや外務省からの後援を受けています。

JICAパートナーズサイトでのAAEEページ:https://jica-partner.secure.force.com/organizationdetail?id=a0O5F00000rxWehUAE&retURL=%2Fapex%2FOrganizationSearch

海外での活動

 これまでに、ネパール、インド、タイ、ベトナムにおいて2008年以降ほぼ毎年開催しており、2017年までに計21回学生交流プログラムを開催して参りました。それに加えて2008年にはインドで、2011年〜2015年にかけてはインドネシア、マレーシア、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、インド、バングラデシュ、ネパール、フィリピンにおいて教育調査を実施してきました。また代表理事である関昭典教授は、これらの活動をもとに、ベトナム、ネパール、タイ、カンボジア、バングラデシュで開催された国際学会(2012年〜2016年)において研究を発表しております。

 また、副代表である加藤大介は、国際文化交流を実施する専門機関である、独立行政法人国際交流基金(Japan Foundation)の職員として現在はジャカルタ事務所で日本―インドネシア交流推進の舵取りをしております。現在この地域でのプログラム開発も模索中です。

 当機構の学生交流のコンセプトは、関代表理事が中心となって開発に取り組んでいる多文化間学生交流モデルに基づいており、アジア地域、とりわけ東南アジア・南アジアにおいて先駆的な取組と言えます。ベトナムやネパールのテレビやラジオなどのメディアにもたびたび取り上げられています。またMERO SATHI PROJECTと称したネパール地震復興支援緊急プロジェクト(下記に詳細あり)は、ネパール大地震後日本国内最速の支援活動として多くのメディアに取り上げていただきました。(NHKニュース「ニュースウォッチ9」関代表理事出演、NHK首都圏ニュース、東京新聞、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、日刊スポーツなど掲載、NHK番組「くらし 解説」内にてAAEE学生による支援の特集)

AAEEの学生交流プログラム

 AAEEの学生交流プログラムは、学生交流を通じて参加者の多文化理解能力、多文化間コミュニケーション能力、英語活動能力、英語学習動機づけなど、これからの国際社会を担う若者に必要な資質を高めることを目的とした教育事業です。また代表理事がすべての取り組みを詳細に観察し国際学会等で発表することにより、成果を世界各国の教育者、研究者と共有しています。

 参加者は日本人の学生と、プログラム開催国の学生によって構成されています。開催都度各国で参加学生を募集し、代表理事もしくは開催国で活動しているAAEEスタッフによる面接を経て参加者を決定しております。また、日本国内の大学(高校)と、開催国の大学(高校)による学校間プログラムもコーディネートしております。 内容としては、日本とアジアの学生が一定期間(平均2週間)寝食をともにし、様々な課題に対して協働で立ち向かいつつ交流を深めます。参加者の多文化理解能力などを高めると同時に、将来国際社会で活躍する際に共同で取り組むパートナーになれるような深い友情を構築することを主眼としております。具体的な活動内容はプログラムごとに毎回異なりますが、すべてのプログラムは参加者の希望を取り入れつつ、代表理事により理論的枠組みに沿って練られています。

A.A.E.E. NEPAL

 ネパールの首都カトマンズを拠点とする、2016年に設立した政府認定会社です。以下に設立の経緯を簡潔に説明します。

 関代表理事は、2008年からネパールにて学生交流活動や教育支援活動に取り組んできました。その中でもっとも頭を抱えた問題が、ネパール国内の優秀な若手人材の外国流出でした。後発発展途上国であるネパールにおいては雇用の機会が圧倒的に少なく、熱心に学んだ優秀な大学生の多くが卒業後に職を得ることができません。そのため、学生は常に外国での就職や外国での就職の機会を狙っている状況です。

 3年前、ネパールのとても指導熱心な大学教授(法務長官も務めた方)が「何とか優秀な人材をネパールに引き留めて国の発展に貢献させないと、この国はいつまでたっても発展しない」と力説する姿に感銘を受け、どうにか力になりたいと考えたのが会社設立のきっかけです。ネパールの学生が自国の教育の発展のために国内で活動できる場所を何とか作れないものかという思いが生まれ、構想を練りはじめました。それ以降地道に準備を続け、2016年11月にようやく政府認可をいただくことができました。ネパール国内の、主に教育分野における諸問題の分析と提言、ネパールの教育問題に関心を持つ海外の教育研究者との連携や学生の支援、学生によるイベントなどが主な業務内容です。代表であるSharad Kumar Sharma氏はその教授の教え子です。数々の国際大会で受賞経験がある逸材ですが、ネパール国内で弁護士資格をとりネパールの発展を目標に頑張って生活しています。その他A.A.E.E.NEPALメンバーは、若者中心の構成となっています。

 なお、会社設立に必要な資金はその多くを関代表理事が私費で担いましたが、今後ネパール人スタッフの自助努力を我々が見守る形で、何とか継続できるように支援していきたいと考えております。

 Mero Sathi Project (メロ・サティ・プロジェクト)

 2015 年 4 月 25 日ネパールを大地震が襲ったのを機に、日本のAAEE学生が主体となって立ち上げた取り組みです。Mero Sathi(メロ・サティ)はネパール語で「私の友達」を意味しています。地震後日本でもっとも早く支援活動を開始した団体として注目されました。地震復興支援緊急プロジェクトとしては昨年半ばに一旦終了しましたが、国際友好プロジェクトとして継続してほしいという声が強く、昨年末に再開を決意しました。

昨年までのプロジェクトの詳細は以下のリンクをご覧ください。

http://aaee.jp/activities/docs/1.6%E7%B7%A8%E9%9B%86-Mero-Sathi-Project%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8-%E5%AE%8C%E6%88%90%E7%89%88.pdf

 

関昭典(一般社団法人アジア教育交流研究機構代表理事、東京経済大学教授)

 AAEEの代表理事である関昭典東京経済大学教授は、多文化理解や外国語教育を専門とする教育・研究者です。近年は多文化間学生交流の場面における学生の心の変化や外国語学習動機づけなどに興味を持って活動しています。二十数年前から大学の正課授業、及び財団法人の海外研修指導をこなしており、これまでにカナダ、イギリス、オーストラリア、インド、ネパール、ベトナム、タイでの計25回の国際交流プログラム指導実績があり、タイ、ネパールでの居住経験もあります。なお、以下の東京経済大学公式サイトに、関代表理事の活動理念の一端が、分かりやすく紹介されています。
http://www.tku.ac.jp/interview_t/19.html

また、JICA地球ひろば公式ブログ掲載の関代表理事の以下の文章にもAAEEへの強い思いが込められています。

 

「人生における心の支え」

 

一般社団法人アジア教育交流機構

代表理事 関昭典

 「人生を生き抜くことってホントに大変だ・・・」最近つくづくこう思う。不安、葛藤、プレッシャー・・・。それでも「心の支え」があったからこそ、弱音を吐きながらも何とかこれまでやってきた。私の場合、心が疲れて身動きが取れなくなり、じっと横たわっているときに決まって頭に思い浮かぶのが、高校一年の夏にインドネシアで過ごした経験である。

 新潟の雪深い小さな町で育った私は、中学生時代まで外国や異文化とは無縁の生活であった。15歳まで、外国人を見たのはたった一度きり。東京にもほとんど行ったことがなく、電車で2時間離れた新潟市にすら怖くて一人で行くことも出来ない田舎者であった。

 そんな私が高校1年の夏にいきなりインドネシアにホームスティに出かけることになったのだ。これは自分から希望したものではない。前年に、先生に言われるままに、校内暴力で荒れた中学校で過ごした経験をスピーチしたのだが、図らずも全国大会で文部大臣賞を受賞してしまいその副賞がインドネシアだったのだ。

 外国を全く知らぬ私にとって、インドネシアと言われてもなんのことだかさっぱりわからない。友人と一緒に社会科の資料集を調べると、そこに唯一でていたのはジャングルの中にひっそりと建つジャワ島古代の「高床式住宅」。今と違いインターネットで情報検索できる時代ではない。あせった私は、3カ月間かけてジャングルで一か月生き延びる装備を準備した。友人からは方位磁石を餞別にもらい「生きて帰って来いよ!」と地元の小さな駅まで見送ってもらった。冗談みたいな本当の話である。ちなみにその日はロサンゼルスオリンピックの開会式の日であった。

 インドネシアのジャカルタに到着しあっけにとられた。ジャカルタはジャングルではなく大都会であった。そして到着したのが夜であるにも関わらず、外にいる人々の数が半端ではない。私の住む町と比較にならぬほど栄えている。さらに、日本語のまったく聞こえない世界。空港からのバス移動中、私はあまりのカルチャーショックに空いた口が塞がらなかった。

 ジャカルタと、世界遺産ボロブドゥール寺院で有名なジョグ・ジャカルタでしばらくホームスティしたが、今思えばあまりに恥ずかしいことばかり。例えば、インドネシアにはマンディという沐浴(シャワーのようなもの)の習慣がある。家庭内に水槽があって水が張られており、手桶で体にかけるのだ。しかし、日本式風呂以外を知らない私は素っ裸で水槽に入ってしまった。そしたら思いの他水槽が深くて溺れそうになり、大声で叫んでホストファーザーに救出された。また、ホストシスターの部屋に何気なく入ると、彼女は不思議な衣装を身にまとい不思議な動きをしていた。その姿を見て、驚きで頭が混乱し立ちすくんでしまったこともあった(当時、私はイスラム教はおろか、宗教について考えたこともなかった)。そして何よりも、伝えたいことはたくさんあるのに英語でうまく表現できず周囲の人々に迷惑をかけ何度も悔しい思いをした。

 それでも、このホームスティ・プログラムは夢のような日々であった。特に同世代の中学生、高校生との交流は生きている限り忘れることはないだろう。フィールドトリップで滞在した無人島で、拙い英語で満点の星空の下夜な夜な夢を語り合ったこと。歌って、泳いで大騒ぎしたこと。同じ年の女の子からラブレターをもらい有頂天になりながらも、その英語の意味がわからず英語習得を彼女に固く誓ったこと(その後2年間文通は続いたが自然消滅、笑)。二度と戻ってこない彼らとのかけがえのない時間。プログラムの終了が近づくに連れ、感動と辛さで涙が止まらなくなっている自分がいた。

 帰国後、私の行動は明らかに変化した。「世界はでかいぞー」と自分自身に言い聞かせ、英語や読書など、世界とつながれる学習に猛烈に取り組むようになった。また外国の友達を作る機会を必死に求めた。大学生時代には、節約を心掛けアルバイトで金を貯め、大学生協でローンを組んでアジア、アフリカに旅に出た。「待っていても何も起こらない」ことを知ってからは、留学生との交流行事を自分で企画した。高校教員になってからも、外国とつながれる機会にはすべて挑戦した。JICAの夏季高校教員派遣プログラム(ザンビア)にも応募し合格した。

 あの時にもし、インドネシアに行っていなければ、おそらく私の人生は全く違った方向に行ったであろう。少なくとも大学教員として多文化交流や外国語教育を研究、実践したり、AAEE,アジア教育交流研究機構を立ち上げ学生交流推進に携わったりすることはまずなかったであろう。

 人は困難に遭遇し身動きが取れなくなったとき、過去に積み重ねた感動を心の拠り所に生き抜いていけるのだと私は考えている。私は教育者として、出会った若者たちに人生を生き抜く支えになる感動を与えたいと常に考えている。ではこの私に何ができるのか。その答えがAAEE,アジア教育交流研究機構にあり、これこそが私のできる社会貢献、国際協力なのである。

最近の活動実績(日本国内)

2017年7月 Mero Sathi Project チャリティー講演会、講師垣見一雅氏(東京経済大学B102教室)、東京経済大学 関昭典ゼミナールと共催)

2017年5月「SDGsから考えるアジアの若者と未来」(JICA地球ひろば。 外務省後援・JICA地球ひろば後援)

2016年12月「SDGs, パートナーシップの輪を築こう〜14年後の持続可能な世界を目指して〜」(東京経済大学進一層館、外務省・JICA後援)

2016年7月 OKバジ(垣見一雅氏、ネパール支援家)講演会開催(東京経済大学関昭典ゼミナールと共催)

2016年6月 「JICA地球ひろば10周年記念感謝祭」にてセミナー開催(JICA地球ひろば)
2016年1月 「Mero Sathi Project報告会」(東京経済大学進一層館。外務省、JICA後援)
2015年05月  「ネパール大地震緊急支援チャリティプログラム」(JICA地球ひろば。外務省、JICA後援)
2014年11月  「若者よ、世界とアジアと交流しよう!」(JICA地球ひろば、外務省・文部科学省・JICA後援)
2014年10月~2015年1月 「若者よ、世界とアジアと交流しよう!」連続講演会シリーズ(東京経済大学と共催)

最近の活動実績(日本国外)

2017年9月 Mero Sathi Project 国際学生交流プロジェクト(ネパール各地、東京経済大学と共催)
2017年8月 VJEP2017 ベトナムー日本学生交流プログラム(ベトナム。ホーチミン市及びビンフック州)
2017年8月 Mero Sathi Project日本ーネパール学生交流プロジェクト(ネパール各地)

20172月 Mero Sathi Project 日本ネパール学生交流プログラム(ネパール各地)

2016年9月 VJYE ベトナムー日本学生交流プログラム(ホーチミン、ベトナム、東京経済大学と共催)

2016年8月 NJEP ネパールー日本学生交流プログラム(ネパール各地)
2016年8月 VJEP ベトナムー日本学生交流プログラム(ホーチミン、ベトナム)
2016年2月 日本―中国―ネパール学生交流プログラム(ネパール各地)
2015年11月 AAEE Mero Sathi セミナーin ホーチミン(ホーチミン、ベトナム) 
2015年10月 ベトナムの国立大学国際交流セミナー (ホーチミン、ベトナム)
2015年09月 アジア学生交流プログラム2015(ネパール各地、東京経済大学と共催)
2015年08月 ネパール大地震緊急支援学生交流プログラム(ネパール各地)
2015年03月 ネパール水タンク設置&学生交流プログラム(ネパール各地、FIWCと共催)
2014年10月 日本-ベトナム高校生サイエンス交流プログラム2013(ホーチミン、ベトナム)
2014年10月 バングラデシュ学校清掃プロジェクト2014 (ダッカ、バングラデシュ)
2014年09月 日本-ベトナム学生文化交流プログラム2014(ベトナム各地)
2014年08月 バングラデシュ 学生セミナー(ダッカ、バングラデシュ)
2014年03月 ネパール水タンク設置&学生交流プログラム(パルパ、ネパール)